2025/10/16 11:09
ミチコさんに聞く「香りと植物が導く、やさしいリズムの暮らし」
・自己紹介と活動について
Q:ミチコさん、まずはご自身の活動内容を教えていただけますか?
A:普段は「凸凹phyto(デコボコフィト)」という活動名で、「植物療法士」及び「嗅覚反応分析士」の立場から、女性のライフステージに寄り添うケアや学びの場を提供しています。
Q:植物療法士・嗅覚反応分析士・アロマアドバイザーとして、それぞれどのような活動をされていますか?
A:「植物療法士」としては、ハーブやアロマ、植物由来の素材を活用したセルフケアの提案、ブレンドティーやオイル作りのワークショップ、
地域のカフェや店舗とのコラボイベントなどを通じて、日常に取り入れやすい植物療法をお伝えしています。
「嗅覚反応分析士」としては、香りの好みから心身の状態を読み解き、その方に合った精油やハーブの活用法、生活習慣の工夫をアドバイスしています。
データに基づいた分析を組み合わせることで、「自分に合うケア」を一緒に見つけていただけるのが特徴です。
これらを組み合わせ、フェムケア(女性のからだとこころを大切にするケア)や自律神経・ホルモンバランスのサポートを中心に、
茨城県内を拠点とした出張型レッスンやセミナー、オンラインでの講座などを展開しています。

・年齢を重ねる心と体の変化について
Q:年齢を重ねる中で、心や体に変化を感じ始めるのはいつ頃からでしょうか?
A:女性はライフステージの変化によって変化を感じやすいと言われていますが、37歳を過ぎたあたりから女性ホルモンの分泌量が減少し始めることもあり、そのあたりから見えない不調を感じる方が増えてくるかもしれませんね。(ちなみにわたしもそうでした!)
Q:40代から50代にかけて、多くの方が経験する心身の変化にはどんなものがありますか?
A:日本人女性の平均閉経年齢が50歳と言われており、その前後5年間計10年間が心身が大きく変化する「ゆらぎ世代」と言われています。
「ゆらぎ世代」は誰にでも訪れる「時期」であり、女性の生涯を四季に例えるならば「秋から冬」あたりでしょうか。
この時期は、女性ホルモンが心身に与えていた影響が薄れていくため、個人差はありますが心身の様々なバランスに変化が表れやすくなる頃かと思います。
Q:こうした変化に備えるために、日頃からできるセルフケアにはどのようなものがあるでしょうか?
A:まさにここ数年、レッスンを通してお伝えしている「フェムケア」がオススメです。
Q:「フェムケア」という言葉を耳にする機会が増えましたが、なぜ今、女性の心身に向き合うことが大切なのでしょうか?
A:「フェムケア」は、女性のライフステージごとの健康課題を解決するためのケアとして、近年さまざまな製品やアプローチ方法が伝えられています。
人生100年と言われる時代、実は私たち女性は、ゆらぎ世代以降の時間がとっても長いんですよね。
そう考えると、先ほどの様な心身の変化に振り回されていては、もったいない!「フェムケア」は、一般的にはデリケートゾーンのケアを指しますが、実はそれだけではなく、年齢やライフステージの変化によらず、いつもごきげんな「私」でいるために、「自分自身に向き合うこと」、ちゃんと「自分の心とからだの声を聴くこと」こそが、何よりのフェムケアだと思っています。
・ミチコさんのフェムケアレッスンについて
Q:デリケートゾーン用オイル作りのレッスンは、どのような内容ですか?
A:凸凹phytoの「フェムケアレッスン」は、女性の体をやさしく整えるセルフケアを学びながら、自分だけのデリケートゾーンオイルを作る体験型レッスンです。
フェムケアの基本を知り、年齢や体質によって効果の異なるプラントベースのオイルを選んで手作りすることで、日常に取り入れやすいセルフケアを実感できます。
Q:アロマで心や身体の状態をチェックするというアプローチがとてもユニークですね。具体的にはどのように進めるのでしょうか?
A:精油に含まれる香りの分子は、約0.2秒で本能に届くと言われています。
いくつかの精油の香りを嗅ぎ、直感的に好きな順番に並べてもらいます。その反応を分析し、心身のバランスを簡単に読み解きます。
その上で、分析結果を参考にしながら、ブレンドするオイルを選び、オリジナルのデリケートゾーンオイルを作成していきます。
ここではオイルの香りの調合というよりは、香りで行う体質分析によって、「今の自分の体質を知ること」が大きなメリットです。
Q:レッスンには、どのようなきっかけや期待を持って参加される方が多いですか?
A:皆さまそれぞれですね。
「妊活」「産後」「年齢を重ねる上での体の変化」「介護」といったキーワードをお持ちで、それぞれのお悩みを抱えてという方もいらっしゃれば、10代のお子さまに伝えたくて・・・といった方も。
1番多いのは、心身の変化を感じてはいたけれど、どこで誰にそして何を聞いたら良いのか分からなかった。こんなレッスンを待っていた!というお声はたくさんいただきます。
・植物の力がもたらす変化
Q:植物療法やアロマを生活に取り入れることで、どのような良い変化を感じる方が多いですか?
A:植物療法やアロマを取り入れると、ちょっとした不調や心のざわつきに自分で寄り添えるようになります。
例えば香りで深呼吸するだけで気分がリフレッシュしたり、ハーブティーでリラックスできたり。
「なんとなく心地いい」「前よりラク」という小さな積み重ねが、自分を大切にする感覚につながっていきます。
「暮らしの中に小さな自然を迎え入れることで、心と体が“ちょうどいい自分”に戻っていく」 ― そんな良い変化を感じる方が多いと思います。
Q:こうした習慣を無理なく続けるためのコツや、長続きしないと感じる方へのアドバイスはありますか?
A:植物療法やフェムケアの観点からアドバイスすると、”義務”ではなく、”お守り”的に捉えていただくとよいかなと。
ほんのひと口、ひと呼吸、ひと滴。そんな小さな積み重ねが、知らず知らずに心と体を整えてくれます。
・グリーンスムージーとの相性
Q:ミチコさんから見て、HAUMEA GREENのようなプロバイオティクスグリーンスムージーは、日々のセルフケアや植物療法とどのように繋がるとお考えですか?
A:プロバイオティクスグリーンスムージーは、腸からこころを整えるセルフケアですよね。
ハーブやアロマと組み合わせると内側と外側からのバランスを育む、「植物療法の仲間」のような存在かなと思います。
Q:もしHAUMEA GREENを毎日の生活に取り入れるとしたら、どのような飲み方やタイミングが理想的でしょうか?
A:ほんの一例ですが、朝の一杯をHAUMEA GREEN、昼はハーブティー、夜はアロマバスといったような皆さんお好みのリズムを作ると「1日のお守りケアサイクル」ができて楽しく続けられるかなと思います。
・読者へのメッセージ
Q:これから自分の心や体と向き合いたいと思っている40代から50代の女性に、まず「これだけは試してほしい」というアドバイスがあれば教えてください。
A:忙しい40代から50代の女性だからこそ、すべては「まず自分から」の気持ちで。誰かの健康や幸せを守ることができるのは、自分自身の心と体の健康あってこそです。「まず自分から」は決して贅沢なことではありませんよ。
Q:忙しい日々の中でも、自分を大切にする「マイ・セルフケア」のヒントをぜひお聞かせください。
A:「セルフケア」って”がんばること”じゃなくて「今の自分に寄り添うこと」かなと思います。
小さな心地良さの積み重ねが、未来の大きな元気をつくります。
まずは自分自身のこころとからだの声を聞くこと。それが”自分を大切にする”セルフケアのはじめの一歩かなと思います。

凸凹 _Phyto(デコボコフィト)
ツチダみちこ / 植物療法士
大学卒業後、都内大手クリエイター養成スクールにて、企画マネジメント職に従事。
30代半ば、第二子出産後に若年性更年期の症状を経験し、植物療法を暮らしに取り入れるようになる。
その後、フランス植物療法普及医学協会認定/メディカルフィトセラピスト他、多数の関連資格を取得。
現在は「女性のウェルビーイングのための心地よいバランス」をテーマに、茨城県を拠点にセミナーやワークショップを開催している。
ーフィトテラピーは「まず自分から」
こころとからだの凸凹に、そっと寄り添うことができますようにー
凸凹 _Phytoのフェムケアレッスン等、お知らせはこちら→https://www.instagram.com/michiko_db_phyto/
