2025/10/23 10:45

「わたしを整える、対話。」シリーズ、Vol.2は、

宮城県でシュガーリングサロン Amber(アンバー) を主宰する 松木紗紀子さん をお迎えしました。

前回のミチコさんとの対話では、“香りと植物が導くやさしい暮らし”をテーマに、心と体を整えるヒントを伺いました。


今回はそこから一歩進んで、“肌を整える”という視点から、女性の心身のバランスに寄り添うお話をしていきます。


紗紀子さんが行う シュガーリング は、砂糖・水・レモンだけで作られたペーストを使う、肌にやさしいナチュラルな脱毛法。
アトピー体質だったご自身の肌悩みをきっかけに出会い、その魅力に惹かれて技術を学び、2023年にサロンをオープンされました。


年齢を重ねることで変化していく女性の肌。
特に40代・50代になると、「昔とはなんだか違う」と感じることも多いもの。

そんな中で、外側からのケア(シュガーリング)と内側からのケア(食や心の整え方)をどうバランスさせるか——。


今回は、女性が自分の肌ともっとやさしく向き合うためのヒントを、紗紀子さんと一緒に探っていきます。



Q: まず、さきこさんがシュガーリングに出会ったきっかけを教えていただけますか? 

A: もともと肌が弱く、毛の処理も肌が荒れても仕方ないと思いながら自己処理していました。

ほかに選択肢はないかと思い脱毛について調べ始め出会ったのが自己処理のいらない肌に優しいシュガーリングでした。


Q: サロンをオープンしようと思ったのは、どんな想いからだったのでしょうか?

A: まずは何よりシュガーリングのつるつるふわふわの仕上がりの素晴らしさに感動したこと。

またシュガーリングは肌質、毛の色など問わず脱毛が可能なので私のように肌の弱い方、白髪の方、妊娠中の方、どんな肌の色の方にも脱毛を諦めないで欲しい、この快適さを知ってほしいという想いからサロンを始めようと思いました。

今も変わらず初心として大切にしている想いです。

 シュガーリングとは?


Q: 脱毛にはさまざまな方法がありますが、シュガーリングはどんな特徴がありますか? 

A: 砂糖、レモン、水のみから作られたペーストを使用し、肌に乗せて除去することで脱毛を行います。

肌の色、毛の色関係なく全身どこでも脱毛が出来ます。

脱毛前にカミソリなどによる自己処理が必要ないのも大きな特徴です。


Q: ワックス脱毛や医療脱毛と比べて「体に優しい」と言われるのはなぜでしょうか?

A: 砂糖、レモン、水のみからできているペーストは食べられるほどシンプルな成分構成です。

そのため、肌へのやさしさを重視されるデリケートゾーンにも適しています。

またワックスに比べアレルギーが起こりにくい、温度が低くやけどの心配もありません。

ただしシュガーリングを体に優しい脱毛と呼ぶには正しい知識と技術があってこそです。

本当に優しいシュガーリングにするためには高い技術が必要です。


Q: 特にVIOケアでシュガーリングを選ぶ方が増えているのは、どんな理由からだと思いますか? 

A: 自己処理がいらない、素材が安心、その場でつるつるになる、がお客様に選ばれる主な理由と感じています。


40〜50代女性とフェムケア


Q: 実際に来店される40〜50代のお客様は、どんなお悩みやきっかけで通われることが多いですか?

A: VIOの不快感をなんとかしたい、清潔にしたいけど白髪が増えて光脱毛が受けられない。

他に方法は無いかなと探してきてくださる方が多いです。


Q: 年齢による心身の変化と、デリケートゾーンのケアはどんな関係がありますか?

A: 年齢を重ねると、女性ホルモンの分泌がゆるやかに減っていきます。

デリケートゾーンもその影響を受けやすく、乾燥やムレによる不快感を感じやすくなることがあります。

でも、これらは決して“ネガティブな変化”ではなく、“ケアを見直すサイン”だと捉えましょう。

フェムケアを通して自分の体に意識を向けることで、「変化を受け入れながら快適に過ごす」ことができるようになります。


Q: 「恥ずかしい」「今さらケアなんて」と感じる方に、さきこさんが伝えたいことは?

A: VIOのシュガーリングは自分のためのケアです。

快適に過ごすためのケアに遅すぎることはありません もし少しでも気になるのであれば勇気を出してみてほしいです。

その快適さから「もっとはやく始めれば良かった」と言ってくださる方がたくさんいらっしゃいます。


心と体のリズムとケアのつながり


Q: 脱毛だけでなく「セルフケア」の習慣として、どんなことをおすすめされていますか?

A: デリケートゾーンの正しい洗浄と保湿のケアをおすすめしています。


Q: シュガーリングで得られるメリットは、見た目や清潔感以外にどんなものがありますか?

A: 脱毛することでかゆみやムレなどVIOの不快感から解放されるのが大きなメリットです。

また、シュガーは保湿成分の塊、そして古い角質を除去してくれるので脱毛しながら肌ケアが叶います。

また毛がなくなることでその後の洗浄や保湿ケアの効率が上がり、肌を清潔に保つことにつながります。


Q: 実際に施術を受けた方の感想で印象に残っているエピソードはありますか?

A: VIOのシュガーリングをきっかけに「もっと自分の体が好きになった」と言って頂いたことは印象深かったです。


Q: フェムケアに限らず、体の中から整えることも大切だと思うのですが、さきこさんは食や生活習慣で意識していることはありますか? 

A: 体を冷やさないようにすること、水分をとること、運動習慣を作ることを意識してめぐりの良いからだを作りたいと思っています。


Q: 「外からのケア(シュガーリング)」と「内からのケア(食習慣やスムージー)」を組み合わせると、女性のライフスタイルはどう変わると思いますか?

A: 外側と内側、両方のケアをしてあげることで、年齢を重ねてあらわれた心身の変化を穏やかにサポートできると考えています。

女性はホルモンバランスに心も体も影響を受けますが、日々のケアによって心の平穏を保ち、健やかに過ごすことができるようになります。

女性はとにかくタスクがたくさんあり、自分のことは後回しにしてしまいがちですが「他でもない自分を大切にする」という意識をぜひ持って自分のためのケアを取り入れてほしいです。


Q: これからフェムケアを始めてみたい40〜50代の女性に、まず一歩目としておすすめしたいことは何でしょうか?

A: 最初の一歩は、デリケートゾーンの「洗い方と保湿」を見直すこと。

ボディソープで洗っている方は専用の洗浄、保湿アイテムに変えてあげるだけでもお肌は大きく変化していきます。

でも、単に方法を変えるというよりは、“丁寧に扱ってあげる”という意識を持つことが大事です。

フェムケアの本質は、「自分を大切にする」ということ。

その意識が生まれると、食事や睡眠、ストレスケアなど、すべての生活習慣が優しく変わっていくのではないでしょうか。


Amber(アンバー)

松木紗紀子/シュガーリングサロンオーナー


大学卒業後、大手ジュエリー会社に勤務。
接客業のやりがいを感じながらも、子育てとの両立に悩み、30歳で退職。
その後パート勤務を続けるなかで、「手に職をつけたい」「美容の仕事がしたい」という想いが強くなる。

肌が弱くアトピー体質だった自身の経験から、肌にやさしい脱毛法を探す中で“シュガーリング”と出会う。
その仕上がりの美しさと快適さに感動し、技術を習得。

2023年7月、宮城県にシュガーリングサロン Amber(アンバー) をオープン。
“正しい技術で大切な肌を守る”をテーマに、自然の恵みを生かしたやさしい施術で、女性が自分らしく輝ける時間を届けている。


シュガーリングサロンAmberの詳細はこちら→https://www.instagram.com/amber_sugaring_sakiko/